米ホワイトハウスが A$AP Rocky からの感謝の意が表明されないことに不快感を示す

スウェーデン・ストックホルムにおいて、暴行の疑いで逮捕されていたA$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)。熱狂的な支持を集める人気ラッパーの逮捕ということもあり世界中が騒然としたが、その一連の事件の決着はRockyの有罪(罰金及び2年間の執行猶予)という形で幕を閉じた。ほとぼりが冷めたかのように思われた本件であるが、「Yahoo」のレポートによると、釈放を手助けしたホワイトハウスのスタッフはRocky側から何の感謝のメッセージもないことに不満を表しているようだ。

不満を表明している人物は、「Urban Revitalization Coalition of American」の共同議長であるDarrell Scott(ダレル・スコット)とKareem Lanier(カリーム・ラニエ)。彼ら2人は熱心なDonald Trump(ドナルド・トランプ)米大統領の黒人支持者であり、アメリカの黒人コミュニティ問題に取り組むことに焦点を当てたイベントに定期的に出席する人物たちである。

両者は、RockyのマネージャーであるJohn Ehmann(ジョン・エフマン)がホワイトハウスにRocky釈放への手助けを要請してきた際、本件へ介入する条件として「Rocky側が感謝の意を表す」というなんとも簡単な条件のみを提示。その後、Lanierの「(アメリカ政府が)Rockyの釈放を手助けすることは、アメリカとスウェーデンの2国間のみならず、アメリカ国内におけるアフリカ系アメリカンコミュニティとの友好な関係性を大きくアピールすることができる」という政治的側面からのアドバイスにより、トランプ大統領が釈放へ動き出したという流れとなる。Kanye West(カニエ・ウエスト)とKim Kardashian(キム・カーダシアン)によるトランプ大統領への働きかけは以前にもお伝えしたとおりだが、その裏にはトランプ大統領と親交の厚いDarrell ScottとKareem Lanierの知られざる活躍があったようだ。

ただ釈放から現在に至るまで、約束の条件であるRocky側からの“感謝の表明”は全くされていない模様。スウェーデンの司法制度、検察官、裁判所が完全に独立していることもあり、米国大統領の介入がRocky釈放に直接的な効果があったとは言い切れないものの、上述のように釈放へ向けて尽力したScottとLanierは不快感を露わにしており、Scottは以下のようにコメントしている。

現在に至るまでRockyから私たちへの連絡はない。彼がするべきことはたった2分の感謝を述べるための電話だけだ。単にプライベートでもいいから「ありがとう」と言ってくれるだけでいいんだ。

果たして、Rockyからホワイトハウスに向けて「Thank you」の言葉が発せられることはあるのだろうか。