Banksy がヴェネチアで開催中の世界的アート展を皮肉った作品を発表

2018年に大きな騒動を巻き起こした“愛はごみ箱の中に”事件もいまだ記憶に新しいBanksy(バンクシー)。社会的・政治的なメッセージを込めた作品を発表することで知られるアーティストであるが、またもや物議を醸しそうな動画がアップされた。

映像に登場するのは、イタリア・ヴェネチアの路上で油絵を売るひとりの男性。“Venice in Oil”と題された作品は、額装された9つの油絵を組み合わせて1枚の作品となり、巨大なクルーズ船を囲むように漂う小さなボードの数々が描かれている。作品の設置に始まり、物珍しそうに群がる人々までを映し出すこの動画。最後には警察に撤去を命じられている様子が捉えられている。

現在、ヴェネチアは2年に1度開催される「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」の真っ只中。ここでのBanksyのメッセージを察するに、観光客の急増により景観や環境が損なわれるという問題を抱えるヴェネチアの現状の暗示、もしくは世界的な難民の窮状、とりわけ世界的な芸術展に浮かれているヴェネチアの移民危機に警鐘を鳴らしているのではないだろうか。投稿のキャプションには「(ヴェネチア・ビエンナーレは)世界で最大かつ最も権威あるアートイベントにもかかわらず、どういうわけか私は一度も招待されたことがない」と記載されている。

その他『HHHYPE』がお届けするアート関連の情報もお見逃しなく。