電気自動車メーカー Tesla が160万km以上走行可能な長寿命バッテリーを開発中

アメリカの電気自動車メーカー「Tesla(テスラ)」のCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)は、2019年4月に開催された投資家向けのイベント「Tesla Autonomy Investor Day」において、100万マイル(約160万km)走行可能なバッテリーの存在をほのめかしていた。そんな実現不可能と思えるほどの規格外のバッテリーが現実のものとなりつつあるようだ。

今月、同社と専属契約しているカナダのダルハウジー大学のバッテリー研究チームが論文を発表し、その中で100万マイル以上にわたって電力を供給することが出来るリチウムイオンバッテリーについて詳述した。本バッテリーは100万マイル走行しても容量の劣化が10パーセント以下に留まるほか、その寿命は、現在Teslaが展開するバッテリー比の2倍以上となるなど、抜群のスペックを誇る。また、その長寿命という特徴から、同社が2020年から開始する完全自動運転ロボタクシー事業や2019年内の生産が予定されているEVトラックTesla Semiといった長距離走行を必要とする車両に対して特に有用となる。

現在、電極構造などを含む本バッテリーの重要な詳細は公開されており、すべての自動車会社が自社の研究開発に活用できるという。通常であれば、バッテリーの仕様は競合他社に対して秘密にされるが、Teslaは最近、研究論文に記載されていたバッテリーと同様のリチウムイオンバッテリーの特許を取得しており、論文に記載されたスペックを上回るバッテリーを既に作成している可能性が示されている。

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