Frank Ocean が16年リリースの『Blonde』に参加した音楽プロデューサーを告訴

いまやアメリカの音楽シーンを代表する実力派シンガーのひとりとして世界中の音楽ファンを魅了するFrank Ocean(フランク・オーシャン)。そんな彼が2016年8月に前作『Channel Orange』から4年の沈黙を経てリリースした新作アルバム『Blonde』は世界の音楽シーンを震撼させたことも記憶に新しいが、今回その『Blonde』関連の注目ニュースがアメリカから到着。

そのニュースとは、全17曲が収録されている『Blonde』にプロデューサー/編曲者として計7曲に参加した音楽プロデューサーのOm’Mas Keith(オンマス・キース)をFrank Oceanが告訴した、という何やら不穏なもの。Om’Masという人物はこれまでにErykah Badu(エリカ・バドゥ)やJay Z(ジェイ・Z)、John Legend(ジョン・レジェンド)らと共に仕事をしてきた経験を持ち、過去には“音楽界最高の権威”とも称されるグラミー賞を取ったこともあるアメリカ音楽シーン屈指の敏腕プロデューサー。既に公開されているフルクレジットからも分かる通り彼が『Blonde』に計7曲参加していることは間違いないのだが、今回Frank Oceanが彼を告訴するに至った理由は、“共作者”としてのクレジット表記も求めたため。

つまりFrankの訴えから読み取るに、Om’Masは『Blonde』内におけるいかなる楽曲の作曲及び作詞活動も行っていないにも関わらず、アメリカにおける音楽の権利保護を目的とした非営利団体「ASCAP」に『Blonde』内の計11曲に対して“共作者”としての権利申請を行ったとのこと。一般的にプロデューサー/編曲者としてよりも“共作者”としての方が得られる利益は大きいとされており、今回の訴えを事実と仮定するならばOm’Masの今回の行動はそういった理由からだと推測されている。まだこの法的争いがどのような結末を迎えるのかは現時点では神のみぞ知るところだが、音楽ファンとしては今後もFrank Oceanの更なる躍進に期待したい。

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