UPDATE:かつてNBAに一大旋風を巻き起こしたジェレミー・リンが語る現在の苦悩

UPDATE(2019/8/29):NBAでの生き残りに対する不安を吐露していたJeremy Linであるが、中国プロバスケットリーグ(CBA)のチーム、北京ダックスと契約したことが明らかとなった。Linはこれまで自分を支えてくれた家族、友人、ファンそしてNBAへの感謝の想いをInstagram上に投稿。9年間に及ぶNBAでのキャリアを通じて、通算480試合に出場。平均11.6得点、2.8リバウンド、4.3アシストを記録した。

ORIGINAL(2019/7/29):Jeremy Lin(ジェレミー・リン)は、アジア系アメリカ人であり、ハーバード大卒という異色の経歴を持つバスケットボール選手。2010年にドラフト外からNBAに入団し、翌2011-2012シーズンにはニューヨーク・ニックスの一員として大ブレイク。Carmelo Anthony(カーメロ・アンソニー)とAmar’e Stoudemire(アマーレ・スタウダマイアー)という当時の二大エースを欠くニックスにおいて、彗星のごとく現れたLinは、わずか35試合の出場ながらチームの救世主として(まるで漫画のような)大活躍を見せる。全米ひいては全世界のバスケットボールファンを狂乱の渦に誘ったJeremy Linの活躍は社会現象と化し、“Lin”と“insanity(狂気といった意味を持つ)”をかけ合わせた造語“Linsanity”と形容された。

スターダムを駆け上がるかと思われたLinであったが、その後は、度重なる怪我に悩まされ、毎年のように移籍を繰り返す。昨シーズンはトロント・ラプターズの一員としてNBA制覇を果たし、アメリカ生まれのアジア人としては初めて優勝を経験した選手となったが、プレイオフを通じてわずか8試合出場、平均出場時間は3.4分にとどまった。

現在、アジアの国々を歴訪しているLinは、台湾のテレビ番組に出演し、これまでの道のりや現在の心境を語った。現在、フリーエージェントのLinは「毎年、状況は厳しくなっている。英語には“一度どん底を経験すれば、あとは登っていくだけだ”という表現があるけど、僕にとってはどん底が深まっていく一方な気がする。フリーエージェントは辛い、ある意味NBAが僕に見切りを付けたように感じる」と涙ながらに語った。また、「自分自身の手で掴み取ったとは言い難いチャンピオンシップやこの先があるのかもわからない(バスケットボールの)未来について語ることは恥ずかしいし、辛い状況だ」という旨を述べた。

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