キム・ジョーンズが Dior Homme のアーティスティック・ディレクターに就任決定

Kris Van Assche(クリス・ヴァン・アッシュ)が11年間の任期を終え、〈Dior Homme(ディオール オム)〉のアーティスティック・ディレクターを退任する。そして、その後任として、Kim Jones(キム・ジョーンズ)が同職に就任決定。〈Versace(ヴェルサーチ)〉への移籍が噂されていたKJだが、最終的には「LVMH」での人事異動となった。

Hedi Slimane(エディ・スリマン)の跡を継いだKVAが〈Dior〉に残した功績は計り知れない。自身のブランドを休止してまでも魂を〈Dior〉に注ぎ込んだベルギー人デザイナーは、Hediの名作であるスモーキングジャケットを踏襲すると同時に、恩師が確立したロックでロマンチックな世界観から一変、上品かつクラシックなスタイルを打ち出すことに成功した。だが、KVAは〈Dior Homme〉を去ることになったものの、「LVMH」に残り、新たな役職を任されることになるとのことだ。

また、〈Louis Vuitton(ルイ ヴィトン)〉にストリートのエッセンスを注入したKJは、今回の発表に伴い「究極のエレガンスのシンボルであるDiorチームに加われたことを大変光栄に思っております。私を信用し、素晴らしい機会を提供してくれたBernard Arnault(ベルナール・アルノー)とPietro Beccari(ピエトロ・ベッカーリ)に心より御礼申し上げます。ブランドが誇る唯一無二の伝統を尊重しながら、私はモダンかつイノベーティブなメンズのシルエットを創造していくことをお約束いたします」とコメント。果たして、HediとKVAが残した遺産を、KJはどのように“料理”するのだろうか。デビューコレクションの舞台となる6月のパリファッションウィークに注目したい。

この機会に、若さと成熟という相反するテーマを掲げたKVAの〈Dior Homme〉最後のコレクションの舞台裏に迫るフォトセットもチェックしてみてはいかがだろうか。