昨季王者のラプターズが16年ぶりとなる NBA Japan Games 第1戦を接戦で制す

2003年以来となる日本でのNBA公式試合「NBA Japan Games(NBAジャパンゲームズ)」の第1戦が『さいたまスーパーアリーナ』にて開催された。

昨季王者のトロント・ラプターズと西カンファレンスの強豪チームであるヒューストン・ロケッツという16年ぶりの開催にふさわしい好カード。残念ながら、両チーム共に怪我人が多く、ラプターズはチームの大黒柱 Kyle Lowry(カイル・ロウリー)、Marc Gasol(マルク・ガソル)、ロケッツはTyson Chandler(タイソン・チャンドラー)、Gerald Green(ジェラルド・グリーン)らが欠場に。しかしゲーム開始前に欠場がアナウンスされていた新加入のRussell Westbrook(ラッセル・ウェストブルック)は先発として急遽出場。ロケッツはそのRussellをはじめ、James Harden(ジェームズ・ハーデン)、Eric Gordon(エリック・ゴードン)、PJ Tucker (P・J・タッカー)、Clint Capela(クリント・カペラ)という、レギュラーシーズンと変わらぬ布陣がスタメンを固める。

会場の熱気が高かまるなか、16年ぶりとなる記念すべき初ゴールを決めたのはラプターズのSerge Ibaka(サージ・イバカ)。すぐさまロケッツのエース Hardenが3ポイントをお返しし、決戦の火蓋が切られた。その後もHardenは得意技のひとつであるフローターシュートを次々と決め、第1クォーターだけでなんと21得点という大爆発。対するラプターズは、先述のIbakaと昨季ファイナルでも活躍したPascal Siakam(パスカル・シアカム)を中心に攻撃を組み立て、ロケッツに食らいつくが、第1クォーターは44-40というハイスコリング合戦をロケッツがリード。第2クォーター突入後も両者の激しい攻防は続く。Westbrookのこの日初となる3ポイントが決まり、2クォーターの残り7:42時点で59-52のロケッツが7点差リード。そこから調子付いたWestbrookはフリースロー、速攻からのレイアップで連続得点。さらにHardenの十八番であるステップバックからの3ポイントシュートなど決まり、徐々に突き放しにかかるロケッツ。第2クォーターも得点の取り合いは続き、85-73のロケッツリードで前半を折り返す。

ハーフタイムを挟み、後半の出だしはラプターズの連続得点によりその点差を一桁とする。そのまま一進一退の攻防を続ける両チーム。ラプターズは前半大人しかったFred VanVleet(フレッド・バンブリート)が3クォーターだけで12点の活躍を見せる。第4クォーターに入ると、ロケッツ、ラプターズ共にベンチメンバーが中心に。スター選手が退いてしまい、見せ場に欠けると思いきや、試合が面白くなるのはここからだった。Terence Davis(テレンス・デイビス)の強烈なスラムダンクで最終クォーターの幕が上がる。徐々にラプターズの追い上げペースとなり、残り6:49で114-114の同点へと追いつく。さらに残り時間5:20時点でラプターズの3ポイントが決まり、119-118と遂に逆転を果たす。そのままラプターズがリードを保ち、134-129で接戦を制した。

ロケッツは、第1クォーターから飛ばしに飛ばしたHardernが3クォーターまでの出場で、34点、7アシストの大活躍。一方、いまいち調子の上がり切らなかったWestbrookも、後半に見せた華麗なダブルクラッチなど要所要所で見せ場を作り、13得点、6アシストを記録。また身長わずか175cmのルーキー Chris Clemons(クリス・クレモンズ)もベンチスタートながら8得点を上げ、詰め掛けた日本のファンに強い印象を与えた。ラプターズは次期エース候補 Siakamが24得点、11リバウンド、4アシストとオールラウンドにチームを牽引。そのほかにもIbakaが18得点、VanVleetが16得点、Norman Powell(ノーマン・パウエル)が14得点と援護射撃が光った。

ちなみに、ロケッツのPJ Tuckerは、ファウルトラブルに悩まされ思うように活躍できなかったが、前半はLeBron 15、後半はZoom Kobe 4を着用し、NBAのスニーカーキングの名に恥じることなくファンの期待に応えた。

第2戦も同じく『さいたまスーパーアリーナ』にて10月10日(木)に開催される。

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