『4:44』のプロデューサー No I.D. が James Blake フィーチャーのボーナストラックリリースを明言

先週『TIDAL』にてリリースされて以来、JAY-Z(ジェイ・Z)のニューアルバム『4:44』がヘッドラインを独占しているが、その総合プロデュースを務めたNo I.D.(ノー・アイ・ディ)が『Rolling Stone』誌にて、本アルバムの着想について話し、JAY-Zのプライベートな部分を吐露させたこと、また彼の妻であるBeyoncé(ビヨンセ)の楽曲にも昨年ゲストボーカルとして参加したイギリスのプロデューサー/シンガーソングライターJames Blake(ジェイムス・ブレイク)をフィーチャーしたボーナストラックがリリースされることも明かした。

『4:44』に着手したきっかけは何だったのでしょうか。
一年前ほど前にレストランでJAY-Zに会ったんだ。彼は「俺にくれる音楽はあるか?」って聞いてきて、俺は「ない」と答えたんだ。そして「今は何に取り組んでいるんだ?」という質問に俺は「うまくなること」と言ったよ。

俺にうまくなりたいって思わせたのはQuincy Jonesのインタビューでの一言だった。「最近の音楽についてどうか?」という質問に「単調」と答えていて、ショックを受けたんだ。俺は「待て。俺はその中の一人にはなりたくない」と思い、成長したいという意思が芽生え勉強を始めた。

では、JAY-Zにパーソナルな部分を曲に向けて吐露させたのですね?
彼がそういうことを言いたいのを知っていたんだ。もちろん、彼がやりたかったことを俺がやったとは言わないけれど。俺は彼に「これが君が言ったことで、これが俺らが知っていることだ。みんなはこれを聞きたがってはいないと思うし、知らないことを聞きたいと思う」と言った。ピカソを欲しがっていたのはどうしてか。Beyoncéといるのはどんな感じなのか。何がプレッシャーか。どんな責任なのか。どんな浮き沈みがあるのか。人々の理解を超えて欲しくなかった。

人間として我々はあまり真実を言いたくないってことを俺は知っていた。自分たちを愛してほしい人たちにとって我々はスーパーマンだと思っているから。「それを言って欲しいんだ」と軽く背中を押したような感じだった。

“4:44”という曲でさえ、Guru*は俺にJAY-Zがそのような曲を作りたがっていると言ってきたんだ。それを聞いた俺は音を作り、JAY-Zを話すように追い詰めた。JAY-Zはため息をついて俺の方を見て、「わかった。帰る」と言って出て行った。朝4:44に彼が起きて書いた曲なんだ。そのちょっと後に彼は電話をかけてきて。それはプロデューサーとアーティストの理想の仕事の仕方だよ。背中を押し、追い詰め、境界線を作ってその中心に彼を入れてやるんだ。
(*本アルバムの大半のレコーディングを務めたJAY-Zの長きに渡るエンジニア・Young Guru)

その曲のレコーディングを聴いたのはどんな感じでしたか。そのようなJAY-Zはみんな知らないですね。
彼は誰もいない家でBeyoncéのマイクを使ってレコードしたのさ。Guruがそのレコーディングを持ってきて、部屋に入ってきて何も言わなかったのを覚えている。すべてを止めて、再生ボタンを押して、部屋から出て行った。

10曲という簡潔さはあえてなのでしょうか。
そうだよ。ボーナストラックとしてあと3曲リリースされる予定なんだ。James Blakeが来て、制作に参加した曲もある。JAY-Zが気持ちを吐き出している曲がもっと公開されるよ。

アルバム『4:44』は来週には『Apple Music』でもリリースされる予定とのこと。『TIDAL』でのストリーングはこちらからどうぞ。