こんな所にも家が?場所に捉われない世界のミニマルなモバイルアーキテクチャの数々

国土の狭い日本では狭い住宅がひしめき合い地価が高騰、欧州の島国イギリスでも住宅不足が深刻化しており、世界各地で様々な土地問題が浮き彫りとなっている。その解決の糸口となるのか、近年では“mobile architecture(モバイル アーキテクチャ)”なるものが注目されている。地上にスペースがなくたって水の中、森の中、川のほとりでも暮らせてしまう。

“nomadic home(遊動住宅)”や“mobile architecture(モバイル建築)”といった言葉がよく使われ、使われなくなったバンや自然の中のスペースなどを利用したコンパクトな住居は、モノが増えすぎた現代に注目される“ミニマリズム(最小限主義)”にも通ずる暮らし方である。タイヤ付きの家、水上住宅、移動式住宅など、冒険的であり、それ以上にシンプルな、自発的な暮らしを提供くれるそれぞれの需要に応えた住宅をいくつかご紹介しよう。

1軒目は、イギリス・ロンドンの建築家Carl Turner(カール・ターナー)が設計した“floating house(水に浮かぶ家)”。近年イギリスで増えている洪水に対応した災害対策込みの住居になっている。2枚目の写真は、タンザニア・ペンバ島の海中リゾート『Manta Resort(マンタ リゾート)』。広い海にポツンと浮かぶ1棟のホテルで屋上に登ることも可能なプライベート宿泊施設になっている。なんと水中にも部屋があり、ベッドに寝転びながら海で泳ぐ魚たちを眺めることが可能で、夜の魚の様子を部屋の中から観察できるレアな体験もできるとか。3つ目のモバイルアーキテクチャは、ウェールズの古代詩“Cad Goddeu(木々の戦い)”をモチーフに建てられたという、ウェールズ・サウススノードニアの宿泊施設『animated forest(アニメイテッド フォレスト)』。美味しい空気と自然を堪能できるウェールズの神聖な森の中に建つ隠れ家のような小屋にはダブルベッド、シャワー、トイレが完備され、ミニマルな自然派ホテルになっている。

その次に、デンマークのタイヤ付きの移動式住居“walking house(歩く家)”、シアトルの水上ハウス“floating home(浮かぶ家)”、ロンドンの森の中のツリーテント卵型のカプセルハウス、オランダのダンボールハウスの写真が続き、どれも新たな発想が落とし込まれた前衛的なデザインになっている。フォトロールより、驚きの設計術が隠された奇想天外なモバイルハウスの数々をチェックしてみよう。

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