28億円超えの価値を持つピカソの名画が破損される事態に

2019年12月28日(現地時間)、イギリス・ロンドンを代表する近現代美術館『Tate Modern(テート モダン)』に展示されていたPablo Picasso(パブロ・ピカソ)による名画が、ある20代の来場客によって破損されたことが明らかになった。

今回被害にあったのは、1944年5月に制作されたとする作品“帽子を被った女の胸像(Bust of a Woman)”。当時、Picasso氏の愛人であったフランス人の写真家 Dora Maar(ドラ・マール)をモデルとなった本作は、20世紀初頭に起きていたキュビスム(立体派)を牽引していた彼の全盛期を代表する一作であり、その価値はなんと2,000万ポンド(約28億4,000万円)を超えるという。

『BBC』の報道によると、『Tate Modern』側は同作の破壊状況や破損方法などの詳細は明らかにしていないが、事件が発覚した段階で修復作業を進めているとのこと。一方、地元警察によって逮捕された20歳の容疑者の男は、本稿執筆時点では犯行を否認しているものの、来たる1月30日(同時間)に行われる公判審理の開始までは拘束されるという。

ちなみに同ギャラリーでは、2012年にもアメリカ人の抽象画家 Mark Rothko(マーク・ロスコ)の壁画に落書きをした男を逮捕されるなど、世間を騒がせていた。

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