ファッション界に新たな波の到来を予感させる Raf Simons 2019年春夏コレクション

Raf Simons(ラフ・シモンズ)が2019年春夏コレクションを発表するべく、再びパリファッションウィークへと舞い戻ってきた。舞台は、パリ郊外の都市モントルイユに佇むレイブ感が充満したとある倉庫。ベルギーが産んだ天才デザイナーはこの地で、スポーツカジュアル一辺倒になった現代に一石を投じるべく、ラグジュアリーシーンのテーラード復権を高らかに宣言した。

Rafは『Vogue』のインタビューの中で、「我々には新たなアウトラインが必要である。私は私自身もその一部であったことを理解した上で申し上げるが、プリント入りのフーディがあまりにも多すぎる!皆も気づいているだろう、移行するための何かが必要なんだ」と、ストリートに右へならえとなったファッション界で自らが新たなルールを作るという強い意志を表明。その結果に、〈Raf Simons〉の最新コレクションは、エメラルド、ベイビーブルー、ゴールド、ピンクパープルといった高級感漂うサテン素材を多用し、1970〜80年代のニューウェーブを表現している。しかし、その中でも斬新なシルエットとカッティングを応用したニットウェアや、スカーフ、The Clash(ザ・クラッシュ)のコンサートフォトをプリントしたユースカルチャーへオマージュを捧げるもの、安全ピンやスタッズといったパンクなアクセサリーなど、Rafが得意とするタッチも随所に織り込まれていた。

新時代の指標となる可能性を秘めた〈Raf Simons〉の2019年春夏コレクションのランウェイルックは、上のフォトギャラリーから。また、同じくパリで発表されたVirgil Abloh(ヴァージル・アブロー)の〈Louis Vuitton(ルイ ヴィトン)〉デビューコレクションもお見逃しなく。