スターリング・ルビーの個展 “ACTS+TABLES” の内部が公開

ロンドンの『Gagosian Gallery(ガゴシアン・ギャラリー)』にて、アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活躍するコンテンポラリーアーティスト Sterling Ruby(スターリング・ルビー)のソロエキシビションが現在開催中である。

〈Raf Simons(ラフ シモンズ)〉とのコラボレーションのみならず、先日ローンチされた自身のクロージングライン〈S.R. STUDIO. LA. CA.〉によってファッション界に旋風を巻き起こすRuby。彫刻、陶器、絵画、ドローイング、コラージュ、ビデオ、衣服などジャンルを問わないRubyの作品は、あらゆる要素を不均衡な形で対比させることで、不安と興奮の感情を想起させる。“ACTS+TABLES”と題された本展覧会は2つのシリーズに分けられており、2008〜2018年までの“ACTS”と2015〜2019年までの“TABLES”をフィーチャーし、”ミニマリズムの権威主義的で排他的なイデオロギーの基盤に対する批判”を表現。

ACTSシリーズ計4作品は、透明なウレタン内部に液体染料を加え、かすれ加工およびスプレー塗装を施したフォルミカスタンド上に配置した彫刻作品。ミニマリストに評価されるシンプルなテーブルと直線的なブロックの滑らかな表面を汚し、物理的な生産手段を露出させることで、上述のミニマリズムへの批判を具現化したものとなっている。また、本展の目玉のひとつに“TABLE(DOUBLE LAST SUPPER)”が挙げられる。この作品は、2015年にRubyが自身のスタジオをロサンゼルスのダウンタウン郊外に移した際、その建物内に残された、かつての製造倉庫である溶接テーブルを元に制作された作品。ベースとなる溶接テーブルを、金属パイプやフライパン、蛇口などで覆い、過去にこのテーブルで行われたあらゆる労働行為を階層化し称賛している。

本エキシビションはロンドンの『Gagosian Gallery』にて12月14日(現地時間)まで開催中となる。まずは上のフォトロールより、“ACTS+TABLES”内部の様子をチェックし、期間内に現地を訪れる予定のある方は足を運んでみてはいかがだろうか。

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